こんにちは、しょーです。
板前を10年やってきました。
ちょっと前、下記のツイートをしました。
松風焼き
松風とは、松の木に風が当たってマツボックリが散らばった様子を表したものである
諸説ある pic.twitter.com/P6ZD5wSL0q— しょー@ブログ1.8万pv (@sho30mb) March 31, 2021
上記を詳しく解説します。
本記事の内容は下記です。
松風焼きとは?
松風焼きの由来2つ
松風焼きの調理例
それではいきましょう!
松風焼きとは?
松風焼きとは「ケシの実」をまぶした焼き物のことです。
「ケシの実ってなに??」
という方は、ざっくり下記をイメージしてください。
味はナッツっぽくて、植物油みたいな風味を感じます。
ゴマ油があるように、ケシの実も油を含んでるのかもしれないですね。
松風焼きの由来2つ
由来1つ目は
という説。
ちょっと良く分かりませんね。この説は本で知りました。枕のように厚い本です。

このブログで料理の由来を語るときは、上記の本も見直してます笑
由来2つ目は
という説
「松ぼっくりが散った風景を表現した」と言われれば、どうでしょうか。
この話は、一緒に働いていた料理長から聞きました。
聞いたときは完全に納得し、記憶に染み込んでます。
松風焼きの調理例
よくある定番は、鳥ミンチにケシの実をまぶした松風焼きです。
料理人の間では、鳥松風と言われます。
ざっくりの作り方は
①鳥ミンチを半分炒める(2キロの鳥ミンチなら、1キロ炒める)
②炒めた鳥ミンチが冷えたら、生の鳥ミンチと合わせる
③合わせた鳥ミンチに全卵、濃口醤油、薄口醤油、砂糖で味付け
④流し缶に流して、ケシの実を振る
⑤火が入るまで焼く
上記が、おせちでもよく見る鳥松風の作り方です。
ボクが過去に作ったものでは
カボチャのカステラにケシの実をまぶした松風
人参のカステラにケシの実をまぶした松風
とかですね。
ケシの実をまぶせば松風焼きと言えるので、超幅広い料理ですよね。
というわけで、今回は以上です!
PS:新たに料理ブログ「料理のナゾ」を立ち上げました。
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