予定帝王切開とはいつ行うのか?手術の流れなどについて書いています。これから予定帝王切開を行うかたに役に立つ記事になっています。
- 日程はいつ決まるの?
- 事前に行う検査や準備
- 予定帝王切開の流れ
- 退院までに
日程はいつ決まるの?
予定帝王切開は37週以降に行うことが多いようです。特に出産予定日の2週間前に行います。なので38週ごろに手術を行う妊婦さんが多いです。手術を行う日程については、病院によってそれぞれで。自分で決めれるところもありますし、病院側が決めるところもあります。妊婦検診の際に担当の先生に相談してみてもいいですね。
事前に行う準備や検査
予定帝王切開を行うに至って準備や検査を行います。準備は手術の説明や同意書に署名をします。説明も病院それぞれで異なり、妊婦検診や入院前などに説明されます。また、麻酔の説明は麻酔科医によって説明されるところもあります。(総合病院など大きい病院が多い)
説明・準備
説明内容は、
- 手術の流れ
- 麻酔方法
- 帝王切開に伴う合併症の可能性
- 静脈血栓塞栓症の予防
- 輸血の可能性や合併症
などです。
準備するものは、
- 手術同意書
- 麻酔同意書
- 輸血同意書
など病院で異なりますが、妊婦さんとそのご家族の署名が必要になります。
事前検査
手術前に事前に検査があります。
- 血液検査
- 胸部X線検査
- 心電図
大体36週ごろに行われることが多いです。
帝王切開の流れ
予定帝王切開を前日から手術後、翌日までの流れを見てみましょう。

予定帝王切開 前日
- 入院
- 下の毛の一部剃毛
- 夜食を食べた後絶食
予定帝王切開 当日
- 朝から絶水
- 点滴のルートをとる。(麻酔や輸血などを行うため)
- 足の血栓を防ぐため弾性ストッキングを履く。
- 手術室まで歩いていく。
- 背中に脊髄くも膜下麻酔を投与します。その後に硬膜外麻酔を挿入します。足がポカポカしてきます。
- 尿管カテーテルを挿入。
- 麻酔がかかったら、切開します。(痛みはありませんが触られている感覚はあります)
- 開始5〜10分で赤ちゃんが生まれます。
- 赤ちゃんと初対面
- 約1時間ほどで帝王切開が終わります。
脊髄くも膜下麻酔→脊髄くも膜下を刺して直接麻酔薬を投与する。
硬膜外麻酔→手術後の痛みをとることに役立ちます。主に全身麻酔の前に硬膜外への術後の鎮痛薬を投与するための細いカテーテルを挿入する。
予定帝王切開 術後
- 半日以上ベッドでバイタルを常にチェックしていく。
- 6時間後に少量の水が飲めるようになる。
※ 痛みは我慢せず早めに痛み止めを使う。
予定帝王切開 翌日
- ベッドから起き上がれる。
- 食事がとれるようになる。(重湯)
- 歩ければ尿管カテーテルを抜く。
- 経過が良ければ点滴も抜ける。
- 3日後に授乳開始。
退院までに
入院期間は大体1週間になります。その間に新生児の授乳の仕方、沐浴指導、栄養指導などが行われます。後は休める時に休むことです。無理せず赤ちゃんを預けれる時は預けましょう。退院すると1日中赤ちゃんと一緒になります。産後うつにならないように周りに頼りましょう。1人で抱え込まず気を楽にして子育てしていきましょう。