シャッター優先(TV・Tモード)でボケを調整するテクニック

写真
当サイトはプロモーションが含まれています

こんにちは、しょーです。

この記事は

「TVモード(シャッタースピード優先)でボケを調節したい。どうすれば良いのかな?あと、シャッタースピード優先で撮った方がいい場面とかってありますか?」

こんな疑問にお答えします!

ボクは仕事で写真を撮る際、ほぼ「シャッタースピード優先モード」を使ってます。

年間を通して、ほとんどの撮影を「シャッター優先」で撮ってるぼくが「ボケ具合をどうやって調節してるのか?」をお伝えます。

動画で知りたい方は、下記をご覧ください。

TVモード(シャッタースピード優先)でボケを調節する方法

結論、ISO感度を上げ下げしてボケを調節できます。
「ん?・・・どういうこと?」と思うかもなので、実際に撮った写真をお見せします。
下記に、2枚の写真を並べました。両方TVモード、ISOを手動で設定し撮影しました。

シャッタースピードは両方1/100、ISOだけ変えて撮影。左の方がボケた

左:「ISO1000」→「F3,2」
右:「ISO5000」→「F9」

上記のように差が出ました。要するに、次のとおり。

T Vモードのとき…
・ISO感度を下げる→F値も下がる→ボケが多くなる
・ISO感度を上げる→F値も上がる→ボケが少なくなる(広くピントが合う)

よくわからなければ、実際にシャッタースピードを固定し、ISOを変えつつ写真を撮ってみてください。
F値の動き方が分かるはずです。

なぜF値が動くの?

T Vモードとは要するに、F値をカメラに任せて明るさを整えるモードです。

例えば、自分で設定したシャッタースピード、ISO感度が明るすぎると、カメラがF値を使って暗しつつバランスをとってくれます。

だからISO感度を変えると、F値も変わります。
シャッタースピードを変えても、F値が変わります。

なお、ここを理解するには、シャッタースピード、ISO感度、絞り、の3点が明るさにどう影響するかを把握する必要があります。ざっくり、次のとおり。

※ちなみに、カメラ用語では明るさを露出といいます。

シャッタースピード、ISO感度、絞り、明るさへの影響

シャッタースピード
・速くすると、写真が暗くなる(1/2000など)
・遅くすると、写真が明るくなる(1/20など)
ISO感度
・数値を上げると、写真が明るくなる(10000など)
・数値を下げると、写真が暗くなる(100など)
絞り(F値)
・数値を上げると、写真が暗くなる(F11など)
・数値を下げると、写真が明るくなる(F2.8など)

上記3点が分かるようになると、「自分の思い通りの設定」で撮影ができるようになります。
この辺りは、下記の書籍で分かりやすく説明してあります。

必ず理解すべき基礎が詰まった良書です。
ボクは写真を始めたときに本書を読み、カメラへの理解が深まりました。
漫画形式でなので、文章が苦手な方でもサクッと読めますよ。

シャッタースピード優先がオススメのシーン

運動会、スポーツの写真など、シャッターチャンスが1回きりのときは、シャッタースピード優先で撮るべきです。
というのも、運動系の写真はブレやすく、やり直しなんて出来ないから。
なぜブレやすいかというと、動きが速いからです。

ですからスポーツ系の写真、失敗が許されない写真は、シャッタースピードを固定できるTVモードで撮りましょう。

絞り優先だと、F値が固定され、シャッタースピードの数値がコロコロ変わる訳です。
せっかくの名シーンで、運悪く低速シャッターになり、ブレて台無しになる可能性があります。

ブレないシャッタースピードは?

結論、1/1000あればOKです。
このシャッタースピードがあれば、走ったり、バットを振ったりしてる人でもブレません。
運動会とかなら、1/800くらいでも良いでしょう。球技なら1/1000くらいで撮ると良いですよ。

シャッター優先も、徐々に楽しくなる

ボクは、カメラ初期には絞り優先で撮ることをオススメしてます。ボケた写真を撮れるとカメラにハマるから。
そこから慣れてきたら、シャッター優先にも挑戦してみてください。
「動くもの」を撮るのが楽しくなってきますので。

という訳で以上です!