こんにちは、しょーです!
この記事は
「一眼レフで野球写真をカッコよく撮りたいです。どんな機材が良いのか教えてください。あと、カメラ設定についても聞いておきたいな」
こんな疑問にお答えします。
ボクは報道カメラマンで、夏は1日3試合ほど野球を撮ってます。
本記事はそんなボクの経験を元に、「野球の撮り方」をまとめました。
野球写真に使う機材
野球を撮るなら、次の2つがオススメ。
・小型の望遠レンズ
・連写性能の高いボディ
上記のとおり。
小型の望遠レンズ
フルサイズなら、400mm以上の小型望遠レンズがオススメです。
理由は、次の2つ。
- 意外と遠い
- トリミングの幅が広がる
意外と遠い
選手は、意外と遠くにいます。
最低でも400mmは欲しいですね。
例えば、ベンチ横のカメラ席からバッターを撮る場合で、300mmくらいで合わせます。
観客席になるともっと遠いので、やはり400はあった方が良いです。
トリミングの幅が広がる
野球写真には、トリミングが必須です。
なぜなら、迫力が生まれるから。
実際に見比べてみましょう。
※写真は素材サイトの物です


トリミングした方が、躍動感を感じませんか?
しかし、写真は切り取った分だけ、画質が落ちていきます。
だから、あらかじめ選手を大きく撮っておくことが重要。
そのために、グッとアップできる望遠レンズがオススメ。
上記のレンズは、ボクもよく使ってます。
連写性能の高いボディ
ボディは、連写性能の高い物がオススメ。
理由は、ボールが写りやすくなるから。
ボールの有り無しで、印象が大きく異なります。
- 例えばバッターの場合
- ・バットに球が当たってる瞬間は「打った」と分かる
・バットを振ってるだけだと「空振り」にも見える
上記のとおりで、球アリの方が「どんな瞬間を切り取ったのか」が伝わります。
1秒に15枚以上シャッターが切れると良き
1秒に15枚以上のシャッターが切れる
↓
打者がスイングする間に1~3枚はボールが写る
上記のとおりで、1秒に15枚ほどシャッターが切れると、ボールが写りやすいです。
例えば、甲子園に行く子どもを撮りたいとかなら、ボディにもこだわると良いかもです。
ひとまず手持ちのボディでも全然OK。
いったん、ここまでをまとめます。
- 野球写真にオススメ機材
- ・レンズ:400mm以上の小型がオススメ
・ボディ:1秒に15枚ほど連写できると良き
撮影場所の選び方
次に場所の選び方です。
まずは、バッターを撮る場合から。
なお、プロ野球とかだと場所の移動はできないと思うので、「どの席を取るか」が重要です。
1番撮りたい選手に合わせ、チケットを取りましょう!
バッターを撮る場所
- 右打ちの人を撮る:一塁側の席
- 左打ちの人を撮る:三塁側の席
例えば、右打ちの人を撮るなら、一塁側のファールゾーンあたりに席を取ると良いです。
理由は、シンプルに顔が写るから。
ピッチャーを撮る場所
- 右投げ:三塁側の席
- 左投げ:一塁側の席
- 真後ろもあり
例えば、右投げのピッチャーを撮るなら、三塁側からがオススメ。
これも、顔が写るからです。
ホーム裏もアリ
なお、投手はホーム裏から撮るのもアリ。
ちなみにホーム裏のメリット、デメリットは下記のとおり。
- メリット
- 右投げ、左投げ、両方が撮れる
- デメリット
- バッターを撮るのが厳しい
ホーム裏は、ピッチャーをすこぶる撮りやすいですが、バッターを撮るには厳しい位置です。
ですので、「ピッチャーさえ撮れれば良い」なら、ホーム裏がオススメです。
カメラ設定
カメラ設定は、下記でOK。
- シャッタースピード1/1000
- F値は8くらい
- 露出補正をプラスに
Tvモードで1/1000に
シャッター優先モードで1/1000に設定しましょう。
理由は、次の2つ。
- シャッタースピードを固定するため
- 被写体ブレを防ぐため
スポーツ写真は、シャッタースピードを固定した方がいいです。
というのも、シャッタースピードが落ちれば選手がブレるから。
AVモードは危険
例えばAvモードは、シャッタースピードの数値がコロコロ変わります。
もし、知らぬ間に1/100とかになってたら、動く被写体はブレます。
だから、スポーツを撮るときは、TVモードを使いましょう。
F値は8に
F値は8くらいがオススメ。
というのも、ピントに余裕を持たせるため。
要するに、少しピントがズレたとしても、はっきり写る可能性があるんです。
とりあえず抑えが撮れたら、F値を小さく(開放)して、カッコよさを追求するのもアリ。
TvモードでF値を調整する方法については、下記をご覧ください。
露出補正をプラスに
野球は、帽子やヘルメットの影で、顔が真っ黒になりやすいです。
もし黒く潰れてしまうなら、露出補正をプラスにしましょう。
0.3~1くらいの間で調整するといいですよ。
あと、逆光のときも露出補正をプラスにすると良いです。
以上、野球写真についてでした!