こんにちは、しょーです。
この記事は
「運動会の写真って、どう撮ったら良いんだろう?カメラ設定や、オススメのレンズとかあれば教えて欲しいな」
こんな疑問にお答えします!
ボクは、報道写真のカメラマンです。
本記事の結論をいうと、運動会はシャッタースピード優先モード(TV・T)で撮るとOKです。
では、詳しく解説していきます。
もくじ
運動会のカメラ設定
設定は次のとおり。
- シャッター優先(Tv・Tモード)にする
- シャッタースピードを1/800〜1/1000に設定
- ISO感度を上げ下げして、好みのF値に設定
シャッター優先を使うワケ
シャッタースピードを固定すると、ミスが起きにくいです。
例えばあなたは、「絞り優先モードで撮影して、ブレた写真になった」経験はありませんか?
これは、シャッタースピードが遅かったから。
要するに、ブレないシャッタースピードに固定しておけば防げたミスです。
撮り直しできるならいいですが、運動会にもう1回はありません。
だから、シャッタースピードを固定できる「シャッター優先モード」が良いんです。
シャッタースピードは速い方が無難
シャッタースピードは、最低でも1/800くらいにしておきましょう。
このくらいだと、絶対にブレる事がありません。
あとは、ピントがズレないように、頑張るだけです。
低速シャッターは辞めたがいいです
なお、低速シャッターで「あえてブレを作る」撮り方もありますが、オススメしません。
というのも、単純に難しく、撮れなかったりするから。
シャッターチャンスが1回しかない運動会で、賭けに出るのは無謀です。
ISO感度を上げ下げして、好みのF値に設定
シャッター優先でF値を調整する方法については、シャッタースピード優先(TV・Tモード)でボケ具合を調整する方法をご覧ください。
ISO感度を使って、好みのボケ具合に調節しましょう。
絶対に撮りたいならF8くらいがオススメ
運動会での失敗あるあるは、「ピントが合ってない」ですね。
走ったり、動き回ったりする人を撮ると、ピントがズレることがあります。
とはいえ、ズレたとしても、F値によっては問題無しだったりします。例えば、次のとおり。
- 2位で走る息子を撮りたかったけど、1位の子にピントが合ってしまった
- この場合、F値が2,8だと1位の子だけにピントが合うはず。
でも、F8くらいにしておくと、息子もピントの範囲内だったりします。
という感じで、F値を8とかに上げておくと、助かることもあります。
もちろん、開放絞りで我が子以外をボカした写真を狙うのもアリですよ。
このあたりは好みですね。
運動会のオススメレンズ
400mmほどの小型望遠レンズがオススメです。
理由は次の2つ。
- 移動しやすい、他の人の邪魔にならない
- 遠い位置でも、充分に撮れる
小型の望遠が良いです
小型の望遠レンズがオススメです。
運動会だと、人も多いはず。
レンズは小さめの方が移動しやすく他の人の邪魔にもなりません。
大砲みたいな大型望遠レンズは、人が多いイベントには不向きです。
200mm以上、400mmあると心強い
グラウンドだと、想像以上に人が小さく写ります。
子どもの頃、親に撮ってもらった運動会のビデオ、どれが誰だか分からない経験をした人も多いはず。
写真も同じでして、がっつりズームができるレンズじゃないと、ただグランドに人が集結しただけの絵になります。
ですので、最低200mm~、予算があれば400mmくらいで撮れるレンズがオススメです。
Canonだと、下記のレンズとかですね。


レンタルで検討してみるのもアリですよ。
撮影位置の例
短距離走の定番は、ゴールテープに走ってくる所か、カーブの所で撮影です。
例えば、ゴールの瞬間を撮りたいなら、次のとおり。

ゴールを狙うなら、上記の感じです。
とはいえ、ゴール付近は生徒らが密集する所なので、運が悪いと人が前に出てきて撮れなかったりするかもです。
「いい感じに撮れそう」と思った場所で撮るのが1番
なんとなく直感で、「この場所が良い」と思ったら、そこで撮るべき。
ベストな撮影位置は、その場にいる人にしか分かりませんからね。
子どもの写真を撮りたい人向けの本
最後に、子どもの写真を撮りたい人にオススメの本を紹介して終わりにします。
上記は、「子どものイベント時の撮影」について解説してあります。
七五三、入学式、部活などの撮り方を扱ってる本は少ないです。
子どもを撮るためにカメラを手にした人は、参考になるはず。
という訳で、以上です。