こんにちは、しょーです。スポーツ写真のカメラマンをしてます。夏になると高校野球や、プロ野球を撮影してます。
この記事は
「ファインダーもモニターも見ないで野球を撮る方法」を紹介します。
「野球を撮りながら、観戦する時間も増えたら嬉しいな」と思ったことはありませんか?
ボクはバッターが打つ瞬間を撮るとき、ファインダーもモニターも見てません。この撮り方を深堀りしていこうと思います。
先に結論を言っておくと「置きピン」を使います。
置きピンを初めて耳にしたって人は、参考にしてみてください。
なお、動画解説(6分ほど)もしてます。
準備するもの
今回の方法は、三脚が必要です。一脚でも出来るかなと思います。
しかし、三脚は使用禁止されてることも多いです。
できれば三脚が良いですけど、使えないことも多いので、そんなときは一脚で代用してください。
「置きピン」のやり方
置きピンは、野球以外でも使える方法です。野球では主に、バッターを撮るとき役立つ撮り方です。
「置きピン」のやり方は、2つあります。
- ①AFとMFを切り替える
- ②AFオフをボタンに仕込む
ではカメラを触りながら、解説します。
AFとMFを切り替える方法
レンズには、AF MFの切り替えスイッチがついます。
このスイッチを使って「置きピン」します。
- 手順1:AFでピントを合わせる
- 手順2:MFに切り替える
- 手順3:シャッターを切る
まず、AFでバッターにピントを合わせます。
ピントを合わせたら、MFに切り替えます。MFにすると、オートフォーカスが作動しなくなります。
一度バッターにピントを合わせてMFにすると、打者にピントが合い続ける状態になり、後はシャッターを切るだけです。
注意しなきゃいけないのが、ついついMFのまま違う所を撮っても、ピントが合いません。
なので違う所を撮るときは、AFに切り替えるのを忘れないようにしましょう。
AFオフをボタンに仕込む
カメラって、ボタンをカスタマイズできる機種があるんですね。
「オートフォーカス無効」をボタンに仕込むことで、置きピンができます。
ちなみにオートフォーカス無効は、急にワンショットに切り替えたいときにも役立ちます。
置きピンの注意点
置きピンには注意点が2つあります。
1:場所を移すと、再度調整が必要
被写体の場所が変わったり、自分が移動したら、ピントを合わせ直す必要があります。
例えば、右バッターに置きピンすれば、左バッターのピントは甘いかもしれません。
なので、被写体か自分の位置に変化があったら、ピントが甘くなってないか確認しましょう。
2:フレームから飛び出し注意
置きピンは、選手にピントはきてるけど、画角に収まってるかはまた別の話。
野球は望遠レンズを使うので、カメラの向きが少し変わるとフレーム内の絵も結構変わるんですね。
だからピントを合わせたからといって油断していると、フレーム内が白線と土だけになります。
特に一脚だと、カメラの角度が少し変わるだけで選手が消えるので気をつけてください。
というわけで終わりです。