運動会の撮り方をスポーツ写真のプロが徹底解説!

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こんにちは、しょーです。インターハイ陸上の、撮影経験があります。

この記事は

「運動会を一眼カメラで撮りたいです。カメラの設定はどうすれば良いかな?そのほか、撮影で気をつけることはありますか?」

こんな疑問にお答えします!

ボクはスポーツ写真を撮影してるカメラマンです。実際に先日、運動会に行って写真を撮ってきました。

今回はボクの経験を元に、運動会の撮り方を紹介します。

なお、本記事の内容を動画で見たい方は下記をどうぞ。

運動会に適したレンズ

オススメのレンズは、2つあります。

  • 70-200くらいの中望遠
  • 100-400くらい長玉

撮影位置は、トラックの外を想定した場合です。

200の中望遠が向いてる方

70−200くらいの中望遠は、そこまで運動場が広くない場合にオススメです。

例えば、幼稚園や保育園などの運動会ですね。

もし、大きめ体育館やグラウンドを借りて行われるなら300とか400あっていいと思います。

400の長玉が向いてる方

小学校に上がったら、100−400くらいの長玉がオススメです。

実際にボクも小学校の運動会に行ったとき、200じゃ物足りなかったんですね。

なので、次は400を持っていこうと思ってます。

という感じで、実際に現場に行ってみないと、レンズの最適解って分からないです。

目安として会場が広くないなら70ー200の中望遠、広いなら400くらいを持っていくと良いです。
もちろん、両方を持って行っちゃうのもアリです。

記念撮影用に標準も

それと、友達や先生と一緒に記念撮影するなら、標準レンズも持っていきましょう。

運動会のカメラ設定

カメラ設定のポイントは2つあります。

  • フォーカスの設定
  • 撮影モードの設定

フォーカスの設定

オートフォーカスにして、AIサーボにしましょう。

これは動く被写体撮影でマストの設定です。

ちなみに、被写体検出はオススメしません。というのも、構図を整えにくいのと、他の子にピントを持っていかれるからです。

撮影モード

撮影モードは、シャッタースピード優先がオススメ。数値は次のとおり。

  • シャッタースピード:1/800~1/1000
  • ISO感度・晴天で200~400
  • ISO感度・曇天で1000~2000

上記の設定で、F値が5~7.1くらいになると思います。

もっとボカしたい人はシャッタースピードを上げたり、ISO感度を落としたりして調節してください。

なお、シャッタースピード優先でボケを調節する方法は、下記の動画で詳しく解説しています。

重要なのはシャッタースピード

とにかく、低速シャッターにならないよう注意してください。

スローシャッターになると、動き回る人物はブレますので。

シャッタースピードは、最低でも1/500は確保しておきましょう。

ボクもスポーツを撮るときは、シャッタースピード1/1000で撮っています。
これでも、手先や足先がブレることがあります。

撮影場所の決め方

今回は、イメージしやすい短距離走を例にします。

まずは、どんな絵を撮りたいか?を決めるのが大切です。

ボクだったら、短距離走で狙うのは次の3つ。

  • 競り合いながら走る所
  • ゴールテープを切る所
  • ゴール後の表情

上記の3つを狙うとなると、当然ながらスタートの瞬間は撮れません。

撮れたとしても豆粒のように小さくなるので、良い写真とはほど遠いものになってしまいます。

なので、ボクが短距離走を撮るなら、スタートが撮れそうな所は捨てて、ゴールが良く撮れる所を選びます。

かけっこは、ゴールを狙える位置を狙う

上図の撮影ポイントは、ラストスパートの全力疾走から、ゴールする瞬間までが撮れますよ。

子どもを見分けるコツ

運動会では、みんなが同じ体操服を着てますよね。

となると、「どこに行ったか分からない」って状態になりやすいです。

そこで、対策を紹介します。例えば、次のとおり。

  • 目立つ靴を履いてもらう
  • 目立つ靴下を履いてもらう

ウチの場合は、靴下が自由だったので、黄色の靴下を履かせました。

それが目印となり、特定がかなりラクになりました。

どこに居るのか分からず大慌てしないためにも、校則の範囲内で見分けやすいマークをつけておくことをオススメします。

「子どもの撮り方」が学べる本

  • 子どもを撮るためにカメラを買った
  • まだカメラに慣れていない
  • 良い写真がなかなか撮れない

上記のような人は、「まるごとわかる! 撮り方ブック」がオススメです。

この本は初心者向けで、なおかつ子どもの作例が多く掲載されてます。

「子どもの撮影方法」が書いてある本は少ないので、貴重な情報源になると思います。

運動会は「運」もある

運動会の撮影は、コントロールできない要素が多いです。つまり、運も影響します。

  • プログラムを読んでおく
  • テスト撮影しておく
  • 周りの動きにアンテナを張っておく

しかし上記のように、前もって準備をしておくと撮れ高が良くなるはずです。

本記事が、運動会撮影のヒントになりましたら幸いです。

終わりです。