こんにちは、しょーです。
この記事は
「料理の写真をキレイに撮るコツはありますか?スマホでも使える撮影テクニックを教えて欲しいです」
こんな疑問にお答えします。
ボクは板前歴10年の、報道カメラマンです。料理と写真の両方を、プロの現場で過ごしてきました。
本記事では、そんなボクが「映える料理写真を撮るコツ6選」を紹介します。
一眼レフとスマホ、どちらでも真似できる内容です。
ではさっそく、本編へ行きましょう。
寄る
![](https://i0.wp.com/shinnme.net/wp-content/uploads/2023/12/tasty-bruschetta-with-tomatoes-and-basil.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
まずは、料理に近づいて撮ること。プロの写真家も、この技法をよく使います。
近づくことで、次の効果を得られます。
- 主役がはっきりする
- 余計なものが写りにくい
ドアップになるので、主役が分かりやすいです。
そして写る範囲が狭くなり、不要な物が入りにくいです。
近づいて撮るコツ
コツは、1番手前にピントを合わせること。
手前がボケると、迫力が欠けます。
![](https://i0.wp.com/shinnme.net/wp-content/uploads/2023/12/tasty-bruschetta-with-tomatoes-and-basilのコピー.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
ちなみにiPhoneのカメラは、タッチした所にピントが合うようになってます。
![](https://i0.wp.com/shinnme.net/wp-content/uploads/2023/12/E65B322B-998D-4243-B8B5-997E7DCE1BCA_1_201_a.jpeg?resize=300%2C188&ssl=1)
なお、近づき過ぎるとピントが合いません。そうなったら、少し離れましょう。
関係ないものを写さない
不要なものは、写り込まないようにしましょう。
要するに、背景の整理です。
「背景を気にするのは面倒だよ」と思いますよね。
そんな人は、撮り方で背景を整えることができます。次のとおり。
・真上から撮ると、他の要素は写りにくい
・横から撮ると、他の要素が写りやすい
![](https://i0.wp.com/shinnme.net/wp-content/uploads/2023/12/salmon-fried-rice-with-pickled-egg-on-top-asian-food-style.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/shinnme.net/wp-content/uploads/2023/12/fettuccine-pasta-with-meatballs-in-tomato-sauce.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
という感じで、上から撮れば必要なものだけが写せます。
もし背景がゴチャゴチャしてるなら、真上から撮ってみるといいですよ。
2皿並べる
2皿並べて撮ってみましょう。「温かみ」が生まれます。
![](https://i0.wp.com/shinnme.net/wp-content/uploads/2023/12/grilled-saba-fish-sauce-2.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/shinnme.net/wp-content/uploads/2023/12/grilled-saba-fish-sauce.jpg?resize=800%2C534&ssl=1)
奥にも料理を並べることで、一家団欒をするようなイメージを与えることができます。
器を全て写さない
![](https://i0.wp.com/shinnme.net/wp-content/uploads/2023/12/red-pork-and-rice-famous-thai-food-recipe.jpg?resize=800%2C534&ssl=1)
器が見切れるように撮る方法です。これは“写真ならでは”の見せ方です。
なぜなら、実生活で器が途切れることはないから。
写真だから出来るダイナミックな表現方法です。
丸い器で効果あり
見切れるように撮るのは、丸い器がオススメ。
理由は、視線が料理に残るから。
![](https://i0.wp.com/shinnme.net/wp-content/uploads/2023/12/grilled-saba-fish-steak-with-teriyaki-sauce.jpg?resize=800%2C534&ssl=1)
四角い器が見切れてしまうと、視線が写真の外に行きやすいです。
![](https://i0.wp.com/shinnme.net/wp-content/uploads/2023/12/red-pork-and-rice-famous-thai-food-recipe.jpg?resize=800%2C534&ssl=1)
人は「線に沿って物を見てしまう」と言います。
器のラインにも注目すると、写真がより良くなるはずです。
グリット線を使う
グリット線を活用しましょう。
グリット線を使った撮り方は、スマホで映え写真を撮るための構図テクニック2つで詳しく解説しています。
縦と横で撮ってみる
「横で撮ったら、縦で撮る」って感じで、画角を変えてみましょう。
ボクも「横はそこそこだけど、縦で撮ると抜群に良くなった」なんて経験は、結構あります。
美味しそうに盛るコツ
最後に、料理を綺麗に見せるコツを話して終わりにします。次の2つがオススメです。
- 緑色を入れる
- 器を揃える
緑色を入れる
料理をキレイに見せたいなら、必ず緑色を添えてください。
ボクもホテルや料亭で働いていたころは、ほぼ全ての料理に緑の食材を加えてました。
![](https://i0.wp.com/shinnme.net/wp-content/uploads/2023/12/delicious-italian-pizza-with-salami-bacon-and-parmesan.jpg?resize=300%2C300&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/shinnme.net/wp-content/uploads/2023/12/traditional-supreme-pizza-isolated-on-white-background.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
緑がある方が、彩よくなりますよね。
ちなみに簡単に緑を加えたいときに、次の2つがオススメ。
この2つは、大きく味を変えることなく色味を加えることができます。瞬時に振りかけることができて便利です。
青のりは、和食向き。パセリは、洋食向きです。
器を揃える
イケてる器を使えば、料理は映えます。
これを言うとお終いですが、和食を10年してきた経験から、事実です。
- いい器に盛った、しょぼい料理
- しょぼい器に盛った、いい料理
大抵の場合、前者が映えます笑
見栄えのいい料理を作りたいなら、ぜひ器にも力を入れてみてください。
高額なものを買う必要はありません。
ニトリや無印で、ちょっとオシャレな食器を買えば十分です。
という訳で、本記事は以上となります。