こんにちは、しょーです。報道写真のカメラマンです。
この記事は
「一眼レフを買いました。でも、設定とかどうすればいいか分かりません。初心者向けに、使い方を教えて欲しい」
という疑問にお答えします。
本記事では、カメラ初心者の人でも今すぐに写真が撮れる一眼レフの使い方をお話しします。
この記事を読みつつ、実際にカメラを触ってみることで、写真が撮れるようになるはず。
ではさっそく本編へ行きましょう!動画解説もしてます↓
もくじ
カメラの構え方
カメラの構えるときのポイントは、次の2つ。
- 脇を締める
- 左手はレンズの付け根を握る
まずは、脇を締めること。手ブレを防ぐことができます。
それと、左手はレンズの付け根を握ること。安定感が増し、ズーム操作がスムーズに行えますよ。
カメラ設定ステップ①撮影モードの選び方
次に、カメラ設定の一歩目。撮影モードです。
例えば、iPhoneのカメラには「写真・ポートレート・パノラマ」といった撮影モードがありますよね。
こういった機能が、一眼レフにも備わっています。機種にもよりますが、およそ次の種類があります。
- 自動モード
- シャッタースピード優先モード
- 絞り優先モード
- マニュアルモード
この中で、初心者にオススメのモードは「シャッタースピード優先と絞り優先」です。
なぜならこの2つは、カンタンに一眼レフの能力を発揮できるから。
自動モードは、一眼レフの性能を生かせません。マニュアルモードは、初心者には難しい。
となると、初心者が一眼レフらしい写真を撮るなら「シャッタースピード優先・絞り優先」です。
オススメの撮影モード1:シャッタースピード優先
シャッタースピード優先モードは、シャッタースピードという数値を固定できます。
カメラでは、「TV、またはS」と表記されます。
シャッタースピードの特徴
シャッタースピードは、次の2つに影響します。
- 明るさ
- ブレ
実際に、シャッタースピードの数値を変えて撮ってみました。
上の写真のように、シャッタースピードを速くすると、暗くなり動きが止まります。
シャッタースピードを下げると、明るくなり、ブレやすくなります。
- シャッタースピードが速い→暗い・ブレにくい
- シャッタースピードが遅い→明るい・ブレやすい
シャッタースピードには、上記の特徴があります。
あなたも、シャワーなどで試し撮りしてみてください。
なお、高速シャッターで写真が暗くなったときは、ISO感度を上げましょう。
適正な明るさになりますよ。
シャッタースピード優先が向いてる撮影シーン
TVモードは、スポーツや、撮り直しができないイベント(運動会など)の撮影に向いてます。
「シャッタースピードが遅くてブレちゃった」
上記のようなミスは、TVモードなら起こりません。
なぜなら、TVモードはシャッタースピードを固定できるから。
という理由で、一発勝負の撮影はTVモードを使うのがオススメです。
オススメの撮影モード2:絞り優先
絞り優先モードは、F値を固定できます。
カメラでは、「AV、またはA」と表記されます。
F値の特徴
F値は、次の2つに影響します。
- 明るさ
- ボケ
- F値を小さくする→明るい・ボケる
- F値を大きくする→暗い・ボケない
AVモードが向いてる環境
風景写真やポートレートは、AVモードが向いてます。
理由は2つ。
- 撮り直しができる
- ボケ感にこだわる余裕がある
風景写真とかは、撮り直しができますよね。
だから、構図・ボケ感に納得いくまで撮影できます。
シャッターチャンスが多いときは、絞り優先モードでとことん撮りまくるのがオススメです。
明るさはISO感度で調整
以上が初心者向けの撮影モード2つです。
これらのモードを使って、写真が明る過ぎるときはISO感度を下げてください。
逆に暗いと感じたら、ISO感度を上げてください。
という訳で終わりにします。