こんにちは、しょーです。
この記事は
「料理の写真をキレイに撮るコツはありますか?スマホでも使える撮影テクニックを教えて欲しいです」
こんな疑問にお答えします。
ボクは板前歴10年の、報道カメラマンです。料理と写真の両方を、プロの現場で過ごしてきました。
本記事では、そんなボクが「映える料理写真を撮るコツ6選」を紹介します。
一眼レフとスマホ、どちらでも真似できる内容です。
ではさっそく、本編へ行きましょう。
寄る
まずは、料理に近づいて撮ること。プロの写真家も、この技法をよく使います。
近づくことで、次の効果を得られます。
- 主役がはっきりする
- 余計なものが写りにくい
ドアップになるので、主役が分かりやすいです。
そして写る範囲が狭くなり、不要な物が入りにくいです。
近づいて撮るコツ
コツは、1番手前にピントを合わせること。
手前がボケると、迫力が欠けます。
ちなみにiPhoneのカメラは、タッチした所にピントが合うようになってます。
なお、近づき過ぎるとピントが合いません。そうなったら、少し離れましょう。
関係ないものを写さない
不要なものは、写り込まないようにしましょう。
要するに、背景の整理です。
「背景を気にするのは面倒だよ」と思いますよね。
そんな人は、撮り方で背景を整えることができます。次のとおり。
・真上から撮ると、他の要素は写りにくい
・横から撮ると、他の要素が写りやすい
という感じで、上から撮れば必要なものだけが写せます。
もし背景がゴチャゴチャしてるなら、真上から撮ってみるといいですよ。
2皿並べる
2皿並べて撮ってみましょう。「温かみ」が生まれます。
奥にも料理を並べることで、一家団欒をするようなイメージを与えることができます。
器を全て写さない
器が見切れるように撮る方法です。これは“写真ならでは”の見せ方です。
なぜなら、実生活で器が途切れることはないから。
写真だから出来るダイナミックな表現方法です。
丸い器で効果あり
見切れるように撮るのは、丸い器がオススメ。
理由は、視線が料理に残るから。
四角い器が見切れてしまうと、視線が写真の外に行きやすいです。
人は「線に沿って物を見てしまう」と言います。
器のラインにも注目すると、写真がより良くなるはずです。
グリット線を使う
グリット線を活用しましょう。
グリット線を使った撮り方は、スマホで映え写真を撮るための構図テクニック2つで詳しく解説しています。
縦と横で撮ってみる
「横で撮ったら、縦で撮る」って感じで、画角を変えてみましょう。
ボクも「横はそこそこだけど、縦で撮ると抜群に良くなった」なんて経験は、結構あります。
美味しそうに盛るコツ
最後に、料理を綺麗に見せるコツを話して終わりにします。次の2つがオススメです。
- 緑色を入れる
- 器を揃える
緑色を入れる
料理をキレイに見せたいなら、必ず緑色を添えてください。
ボクもホテルや料亭で働いていたころは、ほぼ全ての料理に緑の食材を加えてました。
緑がある方が、彩よくなりますよね。
ちなみに簡単に緑を加えたいときに、次の2つがオススメ。
この2つは、大きく味を変えることなく色味を加えることができます。瞬時に振りかけることができて便利です。
青のりは、和食向き。パセリは、洋食向きです。
器を揃える
イケてる器を使えば、料理は映えます。
これを言うとお終いですが、和食を10年してきた経験から、事実です。
- いい器に盛った、しょぼい料理
- しょぼい器に盛った、いい料理
大抵の場合、前者が映えます笑
見栄えのいい料理を作りたいなら、ぜひ器にも力を入れてみてください。
高額なものを買う必要はありません。
ニトリや無印で、ちょっとオシャレな食器を買えば十分です。
という訳で、本記事は以上となります。