Premiere Proピッチシフターの使い方!音程を固定してBGMの速度を変える方法

動画編集
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こんにちは、しょーです。

この記事は

「動画を早送りしたら、音程が上がるんだけど…」

「音程を保ちつつ、早送りできないのかな?」

こんな悩みを解決します。

プレミアプロは、「ピッチシフター」という機能を使って、音程をそのままにしつつ動画の速度を変更できます。
「声が入った動画の速度変更」には、必須の機能ですね。

さっそく見て行きましょう!

動画の速度を変更

まず最初に、動画の速度を変更しておきます。

いちおう説明しておくと、「動画のレイヤーを右クリック」→「速度・デュレーションをクリック」。

動画のレイヤーを右クリック→速度・デュレーションをクリック

初期だと、速度は100です。

  • 速くしたいなら、100以上の数値を入力
  • 遅くしたいなら、100以下の数値を入力

ここで入力した数値をあとで使います。覚えておいてくださいね。

オーディオトラックミキサーを表示

速度を変更したら、「ウィンドウ」→「オーディオトラックミキサー」をクリック。

なお、「オーディオトラックミキサー」と「オーディオクリップミキサー」という瓜二つの名前があるので、間違えないようにしてくださいね笑

使うのは、「オーディオトラックミキサー」です。
オーディオトラックミキサーをクリックすると、エフェクトコントロールパネルの所に「オーディオトラックミキサーのパネル」が追加されるはず。

オーディオトラックミキサーのパネルを表示します

ピッチシフターを開く

オーディオトラックミキサーを開いたら、こんどはピッチシフターを開きます
オーディオトラックミキサーパネルの左にある「>」をクリック。

「>」←このマークをクリック!
「>」をクリックすると、いろいろ出てきます!
上記の順にクリックします。
ピッチシフターが出てきます

ピッチシフターに、数字を入れる

「ピッチシフターをダブルクリック」→先ほど変更した速度の数値を入力します。

数値を入れて音程の維持が完了です。

ピッチシフターに入れる数値

ピッチシフターに入れる数値は、計算しないといけません。

「うわ!計算とかマジ無理おわった…」

と思うかもしれませんが、簡単です。
Googleの検索窓に数式を入れるだけ。

検索窓に入れる式は、下記のとおりですして、「●」←部分に、変更した速度を入力します。
コピペして使ってください。

log2 ●^12
検索窓に入れる計算式です

例えば、速度を120%にした場合は「log2 1.2^12」とGoogleで検索します。

「log2 1.2^12」と入力しグーグル検索した結果です。3,1564……と出ました

検索後に出た数値を、ピッチシフターに入力します。※どちらも「ー」をつけて入力です!
整数と少数で、入力するところが違います。次のとおり。

  • 整数→セミトーンに入力
  • 少数→セントに入力(第3位を四捨五入)

例えば「3,1564……」という数値が出たら、セミトーンに「ー3」、セントに「ー1.6」と入れます。

整数をセミトーンに入力。少数をセントに入力します

※セントが少数入力できないときがあります。バグかアップデートの影響かわかりませんが、今回はセントに-2と入力しましたm(_ _)m

数値をいれたらピッチシフターを閉じます。これにて音程の維持が反映されます。

音程の調整が完了です!

最後に注意点

音程を維持したいオーディオクリップを、間違えないように注意です。
要するに、A1の音程を維持したいなら、A1にピッチシフターを適用します。

音程を保つのはどのオーディオか(音声か、効果音か、BGMか)などを間違えないように

というわけで今回は以上です!

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