こんにちは、しょーです。
「動画を早送りしたら、音程が上がるんだけど…」
「音程を保ちつつ、早送りできないのかな?」
という悩みを解決します。
プレミアプロは、「ピッチシフター」という機能を使い、音程をそのままにしつつ速度の調整ができます。
ざっくり言うと、音にエフェクトをかけるイメージ。
「声が入った動画の速度変更」には必須かと思うので、やり方を共有します。
さっそく見て行きましょう!
動画の速度を変更
まず最初に、動画の速度を変更しておきます。
動画のクリップを右クリック→速度・デュレーションをクリック。

手順①右クリック→速度・デュレーションをクリック 手順②速度を変える
初期だと速度は100となってるはず。
100より小さい数字を入れると、速度が遅くなる
100より大きい数字を入れると、速度が速くなる
人の声が入ってる動画だと、プラマイ20くらいですね。
速度を遅くするなら100%~80%くらいまで。
速度を速くするなら100%~120%くらいかと思います。お好みで調整してみてください。
ここで入力した数値をあとで使います。覚えておいてくださいね。
オーディオトラックミキサーを表示
速度を変更したら、ウィンドウ→オーディオトラックミキサーをクリック。
「オーディオトラックミキサー」と「オーディオクリップミキサー」という双子なみに似たものがあるので、間違えないようにしてくださいね笑
「オーディオトラックミキサー」を使います。
そして、エフェクトコントロールパネルがある所を確認してみてください。

ピッチシフターを適用
オーディオトラックミキサーを開いたら、ピッチシフターを適用しましょう。オーディオトラックミキサーパネルの左にある「>」をクリック。

「>」←このマークをクリック!

「>」をクリックすると、いろいろ出てきます!
ピッチシフターをクリック

ピッチシフターがスロットに追加されます。

ピッチシフタが適用されました
ピッチシフターをダブルクリック→先ほど速度に入れた数値を入力します。
セント・セミトーンに数値を入れます。

数値を入れて音程の維持が完了です。
ピッチシフターに入れる数値
ピッチシフターに入れる数値は、計算しないといけません。
「うわ!計算とかマジ無理おわった…」
と思うかもしれませんが、簡単です。Googleの検索窓に式を入れると答えがでます。
検索窓に入れる式は、下記のとおり。コピペして使ってください。

検索窓に入れる計算式です
例:速度を120%にしたとき→上記式の倍率の所に1.2と入れます。
なので速度を120%にした場合は「log2 1.2^12」とGoogle検索します。

速度120%の式をグーグル検索した結果です
出てきた数字を、ピッチシフターに入力します。

整数をセミトーンに入力。少数をセントに入力します
整数をセミトーンに入力
少数(少数第3位を四捨五入)をセントに入力
※どちらも「ー」をつけて入力です!
今回の検索結果の場合、セミトーン→「ー3」・セントに→「ー1.6」と入れます。
※セントが少数入力できなくなりました。バグかアップデートの影響かわかりませんが、今回は-2としておきますm(_ _)m
数値をいれたらピッチシフターを閉じます。これにて音程の維持が反映されます。
音程の調整が完了です!
最後に注意点
音程を維持したいオーディオクリップに、ピッチシフターを適用してください。
要するに、A1の音程を維持したいなら、A1にピッチシフターを適用します。

オーディオクリップの階層を確認してください!
というわけで今回は以上です!